「黒一色で地味な喪服は売れないのでは?」と思うかもしれませんが、
喪服も着物の一種として、買取対象になることがほとんどです。
とくに未使用・正絹・サイズが大きめで保存状態が良い場合、
しっかり査定額がつく可能性があります。
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目次
買取対象となる「喪服」の種類と特徴
喪服にはいくつかの種類があり、それぞれ買取の評価基準が異なります。
1. 正絹の黒喪服(黒無地着物)
正式な黒喪服は、五つ紋入りの黒無地着物です。高級品はもちろん、証紙付き・反物状態・未使用品は高評価の対象です。
2. 洋装の喪服(ワンピース・スーツ)は基本NG
和装喪服と違い、洋装の喪服(洋服・ブラウス等)は基本的に買取対象外です。古着扱いとなり、別のジャンルでの取引になります。
3. セット品(帯・長襦袢・バッグ)が揃っている
帯やバッグ、草履などが揃っている場合は、「喪服セット」として査定額が上がるケースもあります。
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値段がつきにくい喪服の特徴は?
化繊(ポリエステル)製の喪服(特にプレタ)
シミ・変色・ニオイがあるもの
サイズが極端に小さいもの(昔の仕立て)
紋が特殊(家紋のデザインが一般的でない)
リサイクル需要が低い=再販しにくいという理由で、買取価格が下がる傾向にあります。
それでも「まとめて出す」「着物専門の業者に依頼する」ことで値段がつくケースも。
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喪服を高く売るための3つのポイント
1. 証紙やたとう紙を一緒に出す
喪服であっても、証紙・購入時の箱・仕立て明細などが揃っていれば査定に有利です。
2. 軽く手入れしてから出す
汚れ・ホコリ・ニオイは要注意。状態が良い=再販しやすい=高額査定につながります。
3. 専門の着物買取業者を選ぶ
リサイクルショップでは評価されにくいため、和装に強い専門業者に依頼するのがベストです。
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喪服を手放すときの気持ちにも配慮したい
喪服には「大切な人との思い出」や「家族の歴史」が詰まっていることもあります。
だからこそ、ただの“中古品”としてではなく、丁寧に扱ってくれる業者に任せたいもの。
査定時に想い出を共有してくれる査定士さん、
大切に次の人へ繋げてくれる業者を選ぶことで、気持ちの整理もしやすくなります。
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まとめ:喪服も丁寧に売れば、しっかり価値が伝わる
喪服も立派な和装着物。素材や状態が良ければ、十分に買取価値があります。
ただ、評価が難しいアイテムでもあるため、専門知識のある査定士が在籍する業者を選ぶことが大切です。
「もう着ない」「でも捨てたくない」──
そんな時は、信頼できる着物買取業者に一度無料査定を依頼してみましょう。
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